玄米フレークは体に悪い?太るという噂と糖尿病への効果も調査!

玄米フレークは体に悪い?太るという噂と糖尿病への効果も調査!

朝食におやつに手軽に栄養補給できるシリアルは、便利でありがたい食品ですよね。

スーパーにもたくさんの種類があって迷ってしまいますが、中でも玄米を主原料として作られた玄米フレークは特に栄養豊富です。ザクザクとした食べ応えのある食感と、ほのかな甘みと香ばしさについつい手が止まらなくなります。食物繊維が多く含まれているため、ダイエットや健康にも良いんですよ。

そんなヘルシーで健康志向なイメージのある玄米フレークですが、実は体に悪いのでは?という気になる噂もあるようです。

今回、玄米フレークは体に悪い食べ物なの?玄米フレークを食べていると太るの?糖尿病に効果はあるの?など、玄米フレークに関して気になることについて調べてみました。

目次
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玄米フレークは体に悪いって本当?

玄米フレークは体に悪い?太るという噂と糖尿病への効果も調査!

玄米フレークには玄米の栄養素が多く含まれており、鉄分・ビタミン類・食物繊維・たんぱく質など、日常生活で不足しがちな栄養素を補うことができます。

それにもかかわらず、玄米フレークが体に悪いのではと言われるのには以下のような理由がありそうです。

・砂糖や添加物が多く入っている

・残留農薬が含まれている

・ヒ素が含まれている

砂糖と添加物が多く入っている

シリアルと同様に玄米フレークにも砂糖や添加物が含まれています。玄米自体に甘さがないため、食べやすくするために砂糖で甘みを付けている場合が多いです。添加物に関しては、加工食品である以上完全に避けるのは難しいのが現状です。アレルギー反応や過剰摂取には気を付けながら付き合っていきたいですね。

残留農薬が含まれている

玄米のぬか層に少量の農薬が残っていると言われています。しかし、厚生労働省によると、農薬が残った食品を長期間にわたり食した場合においても健康に害を及ぼすものではないとのことです。こちらは心配する必要はなさそうです。

【参考】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/zanryu/faq.html

ヒ素が含まれている

微量ではありますが日本国内の土壌や水の中にもヒ素は含まれています。玄米だけでなく、米や海産物にも微量のヒ素が入っています。しかし通常の食生活で人体に健康被害が出るほどのヒ素が体内に入ることはないため、こちらも心配する必要はないでしょう。

玄米フレークが体に悪いと言われている理由は、大きな問題ではないことが分かりました。玄米フレークは豊富な栄養素が含まれている優れた食品です。食べ過ぎずに適量を摂るようにしたいですね。

玄米フレークは太る?

玄米フレークは体に悪い?太るという噂と糖尿病への効果も調査!

ダイエット中の方は特にカロリーと糖質が気になりますよね。玄米フレークはどうでしょうか。

玄米フレークには砂糖や添加物が入っているため、カロリーは高めです。一般的なもので1食(40g)あたりのカロリーは150kcal、糖質は31.3gです。主原料は玄米なので低カロリーかと思いきや、カロリーや糖質が低くはないので注意が必要です。

お茶碗一杯分の白米のカロリーは約240kcal(150g)ですから、玄米フレークのカロリーが高いことが分かります。ついつい食べ過ぎると太ってしまいそうですね。

一方で、嬉しい栄養素がたんぱく質と食物繊維です。たんぱく質は基礎代謝量アップ効果があり、食物繊維は腸内環境を整えて脂肪の吸収を抑えてくれるため、ダイエット中の強い味方です。また、食物繊維とたんぱく質を同時に摂ると腹持ちが良くなるため、ダイエット中の間食として取り入れるのも良いですね。

また、玄米フレークに牛乳をかけて食べることも多いと思います。カルシウムが摂取できる一方で、摂りすぎるとカロリー・脂質・コレステロールの過剰摂取にもつながります。ダイエット中は低脂肪乳や無脂肪乳に変えることでカロリー・脂質を抑えられるのでおすすめですよ。

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玄米フレークの糖尿病への効果

玄米フレークは体に悪い?太るという噂と糖尿病への効果も調査!

近年の研究から、玄米には糖尿病を予防・改善する効果があることが明らかとなりましたが、玄米フレークの場合は糖尿病に対して少し注意が必要です。玄米フレークには糖質が多く含まれているため、過剰摂取すると糖尿病のリスクが高まるおそれがあるためです。

糖尿病の予防には糖質コントロールが重要です。全く摂らないわけにはいきませんが、なるべく少なくしたいですよね。玄米フレークの1食分(40g)に含まれている糖質は約30gです。お茶碗一杯分の白米(150g)の糖質が約55gなので、食べ過ぎると糖質過多になりそうですね。

糖質が気になる方は無糖・糖質オフ・カロリーオフのものを選ぶようにすると良いかもしれません。

しかし実は、玄米フレークは「低GI食品」と言われ、食べ物の中の糖質が吸収されるまでのスピードが遅い食品です。食後の血糖値が上がりにくくなるため、体に余分な脂肪が付きにくくなる効果が期待できます。

また、朝食など早めの食事を低GI食品の玄米フレークに置き換えることで、それ以降の食事で血糖値の上昇を抑えられる効果も期待できます。

玄米フレークを食べる量に加えて、食べる時間や種類を工夫して上手に糖質コントロールしていきましょう。

 

手軽に食べられておいしくて栄養満点な玄米フレークは、決して体に悪いものではありません。むしろ食物繊維・たんぱく質などダイエットにも嬉しい栄養素が含まれている低GI値食品で、ダイエットや美容、健康管理に有効です。

ただ、玄米フレークはカロリーが高く、糖質も多く含まれているため、食べ過ぎると太ってしまいます。また、糖質を摂り過ぎると糖尿病などの病気のリスクも高まるため注意しましょう。

どんな食品にも言えることですが、美味しいからといってひとつの食品だけを極端に食べ続けていると栄養バランスが偏ってしまいます。食べる量、時間、食べ方を工夫しながら玄米フレークを日々の食生活に取り入れて美しく健康的な毎日を送りたいですね。

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