魚の血合いは体に悪いって本当?栄養・効果と食べていい頻度はどれくらい?

魚の血合いは生臭く感じ「体に悪い」と認識している人も多いようですが、実は低カロリーでとっても栄養満点!!捨てるなんてもったいない部位なんですよ!!

ただし、低カロリーで栄養があるからって食べ過ぎ注意です。魚には水銀が含まれている可能性があるので、妊婦さんは特に注意です。

そもそも血合いとは、魚の血が固まったものではなく筋肉なんです。私は血だと思っていました。

血合いは、白身魚より赤身の魚の方が多く含まれています。

赤身の魚は、回遊魚のため、筋肉が必要なので多く血合いが含まれているんですね。今回の記事では

  • 魚の血合いは体に悪い?
  • 魚の血合いの栄養と効果
  • 魚の血合いを食べていい頻度

    以上のことを調査してみました。これを読めば、血合いの凄さが分かりますよ!!

    目次
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    魚の血合いは体に悪い?

    魚の血合いが体に悪いと思っている人がいるようですが、間違いです!!本当は、とても体に良いんです。

    魚の血合いは、低カロリーで栄養満点。しかし、残念なことに、見た目も赤黒く、生臭いく感じる人もいるため、苦手な人も多いですね。

    魚の血合いが、体に悪いと言われる理由を探してみたのですが、見当たりませんでした。

    おそらく、魚には水銀が含まれている種類もあるため、食べ過ぎると体に悪いと言うことだと思われます。

    自然界に存在している水銀が、食物連鎖を経て、魚の体内に蓄積されます。それを食べた人間は、水銀を体に入れてしまうんですね。

    現に日本人の水銀摂取量の80%が、魚介類からの摂取であると、厚生労働省から発表があります。

    特に妊婦さんは注意です。母親が摂取した水銀は、胎盤を通じて胎児へいきます。胎児は水銀の排泄ができないため、体に蓄積されていきます。

    水銀が胎児に与える影響として、中枢神経に影響を与えると研究報告がされています。そのため、妊婦さんは、魚の食べる種類や量に注意が必要になります。

    食べ過ぎにさえ注意すれば、魚はもちろん、血合いだって栄養があり、体にはとてもいいんです。

    ちなみに、血合いの多い魚は、赤身でマグロ、サバ、カツオ、イワシ、サンマなど。白身魚では、タラ、タイ、カレイなどです。

    血合いは鮮度の指標にもなります。鮮度がいいと鮮やかな赤黒い色、鮮度が悪くなると徐々に色が濃くなり黒ずんできます。

    魚の血合いの栄養と効果

    魚の血合いは体に悪い?栄養・効果と食べていい頻度も調査!

    さて、その血合いですが、栄養とその効果はどのようなものがあるのでしょうか。

    栄養

    血合いに含まれている栄養素は、ミオグロビン、鉄やビタミンA、D、B6、グリコーゲン、アンセリン、脂質、タウリンなどが、豊富に含まれているんです。

    ミオグロビンは、酸素を貯蔵する機能をもつ、色素タンパク質です。このミオグロビンが赤い色をしているため、血合いは他の部分より濃い色になります。

    効果

    たくさんの栄養素が含まれている血合いですが、それぞれの栄養素にはいろいろ効果があります。

    鉄・ミオグロビン 貧血に効果があります。
    ビタミンA 目や皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。
    ビタミンD 骨格や歯の正常な発育に必要です。
    ビタミンB6 免疫機能の維持や、脂質の代謝に関与する栄養素です。
    グリコーゲン 疲労改善の働きがあり、そのほか、尿酸値を低下させ、痛風対策に効果があります。
    アンセリン 疲労改善の働きがあり、そのほか、尿酸値を低下させ、痛風対策に効果があります。
    脂質 脂質中には、DHAやEPAが含まれています。血液がサラサラになる作用や血栓ができにくくなる作用、血管が広がる作用があります。そのため、動脈硬化や脳梗塞の予防に効果があります。
    タウリン 血液中のコレステロールを低下させる作用があります。

    たくさんの栄養素が入ってるので、期待できる効果もたくさんですね!!

    捨てるなんてもったいないです。

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    魚の血合いを食べていい頻度は?

    魚の血合いは体に悪い?栄養・効果と食べていい頻度も調査!

    栄養満点の血合いですが、食べ過ぎは禁物です。何事も程々が大事です。

    魚自体、体に良いものとされています。実際、魚は週2回以上摂取すると、心臓病のリスクが減らせると研究結果が出ています。

    週1回以上食べるだけでも、脳を健康に保ち、認知症の予防にも繋がります。

    ただし、先程も言いましたが、何事にも程々が大事です。

    最初の章でもお伝えしましたが、魚には自然界に存在する水銀を体に蓄積している場合があります。

    そのような魚を食べすぎることで、人体に影響が出る可能性があります。特に妊婦さんは注意する必要があります。

    食べていい量は魚の種類によって変わってきます。

    食べていい量については、魚の種類や量がこちらのサイトに見やすくまとまっていました。気になる方は参照してみてください。

    血合いや魚自体が苦手な方は、食べ方も工夫してみるといいでしょう。

    血合いは特に生臭く、苦手な部位かもしれません。しっかり下処理をすれば、臭みを取ることができますよ。

    しっかり洗った後、塩水に漬けると効果的です。調理前にはしっかり水分を拭き取りましょう。茹でるとさらに効果的です。

    ちなみに、脂質中に含まれるDHAやEPAは熱に弱いため、お刺身やお寿司など、加熱せず食べるといいでしょう。

    その他、煮る・焼く・蒸す等の調理法はダイエット向きの調理法です。

    まとめ

    魚の血合いは、低カロリーで栄養満点な事が分かりました。捨てるのはもったいないですね。

    しかし、生臭く苦手な人がいるのも事実です。

    そんな人は、しっかり下処理をして、調理法を工夫してみると、美味しく食べられるかもしれません。

    週1回〜2回、魚を食べるのがちょうどよい量であり、健康にも効果的です。

    しかし、魚の種類によって、自然界の水銀を体に貯めている場合があります。食べ過ぎは注意です。

    特に妊婦さんは、胎児に影響が出る可能性があるため、気にしておきましょう。

    魚は、健康的な食生活には欠かせない食材です。特に血合いは、栄養満点。ぜひ、積極的に食べてみるといいでしょう。

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